院長先生の飼い主様の意向を汲む力がすごいです。飼い主様がどう考えて、どうしたいのかを汲み取って、より良い治療をしていく優しい病院です。

ぐったりしていた動物さんが、治療をするごとにだんだん元気になっていく過程を見れるところです。治療をするのは先生ではありますが、その治療の一部を看護師の自分自身が手伝えていることにやりがいを感じます。当院に来院される動物さんは8歳以上の高齢動物が７～８割で、他の病院で治療していても治らなかった動物さんも多く来院されます。また薬ばかり飲ませるのが嫌で、自然療法で治療していくことを選ばれる飼い主様。他院では手術以外選択肢はないと言われたけれど、手術以外で治療したいという飼い主様。すがる思いで来院された動物さんと飼い主様の最後の砦のような存在になれているのかなと思います。

他の病院よりゆったりとしています。バタバタしている病院だと飼い主様の居心地も良くないのかなと思いますが、当院は飼い主様が長居したいと思ってもらえている気がします。また、病院に来院することや、院長先生と話すことを楽しみにしている飼い主様が多いです。

普通の動物病院の場合、診療時間はせいぜい１５分くらいで、流れ作業のようになってしまうこともあるかと思います。しかし、当院では予約制でしっかりと時間を確保しているため、その子の最初から最後までを集中して診療することができます。あの子誰だっけ？この子誰だっけ？ということがありません。動物さんと飼い主様の名前と顔が一致した中で、受付対応や診療補助ができています。そのため、この動物さんのために看護師の自分が何ができるかなと考えながら仕事ができています。

飼い主様に問診（来院理由などを聞く）する時に、獣医師に細かく伝えられるように意識しています。獣医師からも問診を大切にして欲しいと指導されています。例えば「下痢」の時、便の色は何色なのか？それによって処方も変わってきます。予約制でしっかり時間を確保していたとしても獣医師の診療時間には制限があります。診療をスムーズに行うために、看護師による問診の精度は非常に大切です。

当院で働いて２年経ち、今は３年目です。動物病院の勤務経験が無い中で当院で働き始めたので、「この病気だったらこの薬」というのが全くわかりませんでした。日々知識を入れないといけない仕事だなと思います。今は病気と薬がリンクするようになってきました。ただ、獣医療は日進月歩でアップデートしていくので、現状で満足せずに勉強していきたいです。

看護師経験が無い中での入社だったので、とにかくがむしゃらでした。受付や電話対応といった応対業務から、鍼灸や漢方といった馴染みのない獣医療知識を覚えるなど。当院はスタッフ数が少ないため、その分、１人の業務は多岐にわたります。慣れるまでは少し大変ですが、できる仕事が増えていくのはやりがいに繋がります。また、自身で業務をアップデートすることもできます。ルールに縛られていないので、業務を効率化するためにはどうすれば良いか、より飼い主様や動物さんに喜んでもらうためには何をすれば良いか、など考えて実行することもできます。

元々、看護師になったきっかけが「老犬により良いケアをしてあげたい」という思いからでした。その思いは変わらず、今も「老犬により良いケアをしてあげたい」という目標があります。実際に、獣医師が診療に入る前に動物さんにお灸をしてあげることもあります。

絶対に外せない条件は「動物さんが好きな人」です。また「意欲がある方」と一緒に働きたいです。「入社１年目はどうだった？」の質問でも答えましたが、当院は自分次第で業務をより良いものにアップデートしていける病院です。一緒により良い病院作りをしていただける方をお待ちしています！あとは、当院スタッフが朗らかな人ばかりなので「朗らかな方」も当院に合っていると思います！